2019年01月08日(火) 

昨日夜、福井に帰ってはきたんですが、

九州旅路の様子にしばしお付き合いくださいませ。

旅の4日目は、阿蘇から高速バスと鈍行と路線バス乗り継ぎまくって

別府に行きました。

 

駅の表示板がこれですよ(笑)

いきなり面白すぎる。

直通列車が熊本地震で不通だったので

不便極まりなかったんですが、

これもまたいい思い出です。

 

 

 

さて、別府は温泉地の中でもかなり特殊でオモロイまちです。

「別府フロマラソン」という愉快なイベントをやっているんですが

42.195湯を5日間で完走ならぬ完湯するレースです(笑)

こんな本まであるんですよ。

(筆者は京大卒の別府大学の先生です!)

 

 

 

 

また、この別府市の長野恭紘市長がユニークで

遊園地と温泉とを掛け合わせた「湯~園地」を期間限定で実行してしまったツワモノです。

 

 

そんなまちのオモロサの秘訣を探りに

別府の中でも最も有名な鉄輪温泉に行ったんですが・・・・・(苦笑)

 

 

まず何がオモロイって、鉄輪って源泉がまちにドバドバ流れているんです。

もったいなくないのか???ってぐらい。

豊富な源泉をフル活用していて

足湯は無料だわ、公衆浴場は100円だわ、

温泉の蒸気を利用した蒸し料理はあるわ。

それにまちの至る所に湯けむりが立ちこめているんです。

 

 

別府って空襲被害がなかったんですが(だから昔ながらの街並みだし路地も狭い)

自虐ネタとして

「湯けむりを爆撃の後の煙と勘違いして米軍が爆弾落とさなかった」

という地元ネタがあるくらいだそうで(笑)

 

 

私は温泉地というものは、あわら温泉のように

源泉をホテルや旅館に引き寄せていて

土産物は各旅館で購入するシステムになっているものだと思っていましたが

ここでは温泉が「みんなのもの」。

しかも洒落になっていないぐらい安価。

公衆浴場なんて、番台もいなくて料金箱があるだけなんですよ!

(まあその代わりシャワーもシャンプーもないですけども)

散歩ついでにちょいと一服ならぬひとっ風呂って感覚なんです。

そして飲食店も軒並みリーズナブル。

 

 

そのあたりは

今回の宿泊先だった

別府湯けむりの丘ユースホステルのご主人にお聞きしました。

このご主人がまた、話題豊富で話が抜群に面白いんです。

 

 

 

いわく、

別府は観光客以上に地元住民を大事にするまちだということ。

別府はそこそこまちの人口が大きいため、

週末や長期休暇の観光客以上に平時に来てくれる住民の売り上げのほうが

比率としては高いんだとか。

 

 

 

なので、料金は観光客向けに高く設定しないで

住民が毎日立ち寄れるような価格に設定しているんだそうです。

過去に足湯を観光客向けに200円にしたところがあったそうですが

地元住民の感覚では「肩までつかれないのにお金取るなんて!」

 

 

ということでそのお店はすぐ潰れてしまったのだとか。

 

 

 

でも不安定要素の強い観光客頼みの商売ではなく

地元住民に軸足を向けた

地に足の着いた経営の考え方は、とてもいいなと思いました。

 

 

 

別府の住民は都会の温泉(いわゆる街中の公衆浴場)には入れないとこぼしていました。

「だって源泉じゃないのに料金高い!肌も荒れるし」

なるほど。

 

 

 

 

そしてまた、皆さん個性豊かでユニーク。

飲食店もギョウザ1種類だけで長年やっているような通な店もありましたし

「ヤングセンター」という名の

妙に心がざわつく不思議な大衆劇場もありましたし

評判高い地獄めぐりにしたって

なぜだか温泉よりもワニがうじゃうじゃといる地獄があって

それってもはや、地獄の本質を見失っているんじゃなかろうか(笑)とツッコミどころ満載。

 

 

飲食店の名前も「ひでさん」とか「久瑠美」とか

路地裏感&地元感満載。

まち全体が「オモロイ」。

 

 

交通の便がいいとも言えないし

坂道は多いし道は狭いしで

マイナス要素もそれなりにあるのに、

変に都会ぶったり垢抜けたりしないで

等身大のまちなんです。

それがまた妙に心地良い。

別府湯けむりの丘ユースホステルのご主人の人柄もあって

一気に別府が好きになりました。

いやもう、この関西テイストなまちのノリ、ドストライクで私好み(笑)

 

 

 

そんなわけで、ユースホステルのご主人のオススメに沿う形で

別府の湯のまちめぐりを楽しみました。

 

 

まずは「かまど地獄」。

1~6丁目の地獄で各種源泉を見れますし

足湯や温泉蒸気吸引も楽しめます。

一番地獄らしい地獄。

 

 

そのすぐ近くにあった「鬼山地獄」は

先ほども書きましたようにワニだらけです(笑)

ワニにまったく興味が無いので、これで400円はどうかなあと思いました。

が、オモロイなあとは思いました。

 

 

 

日帰り温泉で最も有名なのが

ひょうたん温泉。

ここは大人760円なんですが、

夕方6時以降は560円に値下がりします。

午前1時まで営業しているので

そりゃ夜行った方が断然お得!

 

 

 

ご飯はお目当ての「ひでさん」が予約客で満杯だったので

地獄蒸し工房鉄輪というお店に行きました。

セルフサービスで温泉蒸気の蒸し料理を楽しめます。

温泉の塩っ気が蒸気に混じっているため

野菜の旨みが増して美味しい!キャベツ最高でした。

 

 

この外で源泉を無料で飲むこともできますが・・・・・(苦笑)。

その温度は98度!飲めないよ!(笑)

 

 

 

やっぱり別府はオモロイ(笑)

 

 

 

そんな別府は

意外と台風被害は少ないんだそう。

鹿児島から北上するか、そのまま四国へ向かってしまうことが多いんだとか。

しかも坂道が多いため、大雨が降っても水害には至らないそうで。

 

 

 

2年半前の熊本地震では

震度5で建物被害はなかったそうです。

でも風評被害に苦しみ、3カ月間客足は回復しなかったと。

 

 

 

そう考えると

それでもくじけず湯~園地やフロマラソンのような

オモロイ仕掛けを展開するこのまちの底力は

本当にスゴいなと思いました!

 

 

 

 

 

娘は阿蘇ファームランドの施設の素晴らしさに感動していましたが

私はこの別府のまちの強さに惹かれました!

絶対また行きたい!

 

 

 

【おまけ】

別府湯けむりの丘ユースホステルのご主人の手書き表。

近場の飲食店や温泉の年末年始の営業時間を調べてくださった一覧です。

この心配りと取材力に脱帽しました。

 


閲覧数86 カテゴリ私のワンダフォー2019 コメント2 投稿日時2019/01/08 02:48
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